小学校高学年になると勉強が難しくなる。
上の娘が小学校高学年になり、勉強がグンと難しくなりました。
宿題が分からないと言うことが増え、大人が見ても簡単に答えが出せないようなことも多々。
娘も宿題を開くたび、うーんと唸ることが増えました。
苦手意識も芽生えてしまっています。
小学校生活も大詰めになってきています。
こんなに難しくなるのかぁ・・・。
中学校生活を意識し始める。
親は自然と中学校という次のステージに対して、少々覚悟をし始めます。
中学受験をさせるつもりは全く無いのですが、中学校のテストは高校受験に響いてくるし・・などと、自分の経験を重ねて色々考えます。
このままではいけないな。
学力低下も防ぎたい…。
何か対策をして、せめて「苦手」から「得意」にまで持っていけなくても、「普通に解ける」くらいまで持っていってあげたいな。
このままでは子供が「解けない」が増えてつらくなってくる。
私の中で、中学校で学ぶことは小学校で学んだことが土台になると思っています。
なので小学校で学んだことはしっかり身につけておいてほしい。
今より学力を伸ばしてあげたい。
ちょっと取り掛かるのが遅かったかもしれませんが、色々対策を練ることにしました。
我が家の勉強ルール
わたしがサポートに当たり、決めていること。
それは・・
①サポートは親がする。
②教材は基本教科書。
③時間の許す限り、予習復習をする。
この3つです。
①の「サポートは親がする」というのは、我が家は娘の性格を踏まえてのことです。
小学校高学年になると、塾などに通うお子さんも多々いらっしゃいます。
子供が、分からないところを塾の講師に聞けるタイプであればそれで問題ないと思います。
しかし娘は遠慮して、聞けるタイプではありません。
おそらく分からないことも「分かりました」で答えてしまうタイプ。
そんな私も中学に入ってすぐ塾に通っていましたが、全然内容が分かってないのに先生に遠慮して聞けず・・。
周りにあわせて「はい」ばかり言っていました。
通った意味が全くありませんでした。(途中で辞めましたが。)
そんな経験も踏まえ、娘には私が教えることにしました。
出来れば中学3年間も、私が教えていきたいと思っています。
中学生にもなると勉強内容もかなり複雑化してくることと思うので、私で教えることが出来れば・・の話ですが、そうしていきたいと思っています。
②の「教材は基本教科書」というのは、学校では授業中、教材は主に教科書です。
なので、教材に頼るというよりは、手元にある教科書の内容をある程度把握しておけば大丈夫だと思っています。
③の「時間の許す限り、予習復習をする。」と言うのは、帰宅後に宿題を終えた娘の様子を見ながらその量を調整します。
子供も学校で日々いろんなことを学び、一生懸命頑張っていますので、帰宅後は宿題を終えたら勉強はもうそこで終わりにしたいとこでしょう。
しかし高学年になった以上はなかなかそうはいきません。
なので、娘のその日のスタミナを見て、量を調節しながらほんの少しでも構わないのでやることにしています。
科目ごとの勉強の進め方がわからない。
勉強ルールはこのように決まってはいるのですが、では科目ごとの勉強法です。
一体どんな風に教えていけばいいのか。
まるで先生の気分です。
どう教えたら身についていくのだろう。
例えば国語。
教科書の文を読んだだけでは把握にはつながらない。
読解力はどうやって身に着ければよいのか。
例えば算数。
定義を覚えて問題を解いていかなくてはならない。
その繰り返しが算数。
それでは教科書だけでは計算慣れするには問題量が足りない。
やはり問題集を使って計算慣れさせていくしかないのか?
例えば社会。
教科書を見てただ暗記するしか方法は無いのか?
科目ごとに、どう手をつけていけばいいのか、戸惑っていました。
「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」中根克明著を読みました。
図書館に行ったときに、何か参考になるような本は無いかな?と探してみました。
そこでこちらの本をレンタルしました。
読んだ感想
かたくない、読みやすい本がいいな。
科目ごとの勉強の進め方が書いてあるような本がいいなと思っていました。
こちら、まさにそのまんまの本で、とても参考になりました。
高学年の成長過程の特徴、大切にしてあげたいこと、子供への接し方なども書いてある。
書いてあるのは勉強のことだけではありません。
小学校高学年の成長過程の特徴、この時期だから親が大切にしてあげたいこと、子供への接し方なども書いてあります。
高学年と言えば、思春期も重なってくるので、勉強面と兼用でそっちの対応も大変になってくる時期ですが、この本には、「え?うちの子供のことが書いてある!?」と錯覚を起こすくらいの高学年の性格の特徴をしっかりと捉えてあり(しかもとても読みやすい)、「そうそう、そうなんだよ・・」と思わず何度もうなずいてしまいました。
子供のことにかなり詳しくないと、ここまで細かいことは書けないと思います。
この時期の子供への対策も具体的に書いてありますので、とても参考になりました。
勉強の進め方が分かりやすく豊富に書いてある。
こちらの本、なんと科目別に勉強の進め方がまとめてあり、とても読みやすかったです。
まさに知りたかったことだったので大変参考になりました。
我が家の勉強ルールの、①私がサポートする。②教材は基本教科書。の面では、著者のススメとほぼ同じだったので納得する面も多く、今後の対策も参考にさせてもらうことにしました。
中3までは親が勉強を見てあげられるということなので、私の記憶の引き出しを引っ張りだして教えていく形にはなっていくでしょうが(;'∀')、子供の勉強能力を上げる一番良い方法は親が教えることだと書いてありました。
私もそう思います。
親だと子供の状況を見ながら無理せず勉強を進めることが出来ますし、相手が親だからこそ子供もわからない問題があったとき質問がしやすい。
実際に娘はよく質問を投げかけてきます。
ちなみに学校では質問出来ないと言っていました。
周りの子供達の目もあって質問するのが恥ずかしいし、先生にも遠慮してしまうそうです。
わたしもそんなタイプでしたので気持ちはよく分かります。
この本を踏まえ、決めた「科目ごと勉強法」
科目ごとに決めた勉強法。
◎算数・・毎日宿題が出るのでそれで把握させる。
◎国語・・漢字の宿題が毎日出るので漢字はそれで把握。間違った漢字は土日を使って復習。読書を日常の中に頻繁化させる。(←読解力の向上)
◎理科・・次の日理科の授業があるときにのみ、予習(教科書を読んで把握。)させる。
◎社会・・次の日社会の授業があるときにのみ、予習(教科書を読んで把握。)させる。
◎英語・・次の日英語の授業があるときにのみ、予習(教科書を読んで把握。)させる。NHKの英語番組などを見て楽しむ。
こんな感じです。
平日は時間があまりとれないので、宿題+予習できるとこは予習といった感じで済ませています。
土日は間違ったところの復習、予習などに時間をあてています。
あくまで子供が辛くないように量を調節してやっていくことが継続のポイントだと思います。
無理はさせないこと。
最後に
この本は、私が決めた我が家の勉強法と、根本的なところが同じだったので、共感するところも多く、今後の勉強の進め方の参考になりました。
親が寄り添うことで子供とのコミュニケーションもかなり上がったように感じます。
我が家は3人子供がいるので、1対1になる機会をなかなか設けることができませんが、勉強を教えるときだけは娘とふたりっきりになれます。
遊び以外で(それも勉強で)親と1対1というのもあれなのですが、それでも娘はとても嬉しそうにしています。
学校での授業もこれまでチンプンカンプンな部分が多かったようなのですが、予習効果で先生の話がスムーズに頭に入ってくるようになったと言っています。
良かったなあと思っています。
今後も無理のない感じでやっていきたいと思っています(*^^*)